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特集記事  2005/09/01

小さな夢の実現
在宅介護複合施設 康復センター星岡
インターネット開通体験例

総務省の情報通信白書によると、高齢者のインターネット利用率は年々増加し、60歳以上でも20%を超える勢いになっており、介護施設においてもインターネットを利用したいという声が徐々に高まりつつあります。
今年5月にオープンした 在宅介護複合施設 康復センター星岡(松山市星岡町) のショートステイには、こうした時代の要望に応える形で、インターネットが利用可能な居室が設置されました。
ここでは、実際にこのショートステイでインターネットを利用された方から届いたメールをご紹介します。
介護施設を利用する高齢者にとって、インターネットは単に情報を得るだけではなく、地域社会とをつなぐ心のよりどころでもあり、ハード(建物・部屋など)だけではなくソフト(人・心)のバリアフリーを実現するために必要なものといえるでしょう。

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今年5月にオープンしたばかりの、家からも近い介護施設に、時々ショート・ステイ(短期入所)していました。(主な障害:脳梗塞による四肢麻痺、言語障害、視覚障害など。普段は電動車椅子を右手で操作・運転しています。)
これまでは、入所中、廊下を電動車椅子で走ったり、食堂でテレビを見たり、たまにはカラオケもしたり (笑)でした。いろいろなイベントに誘っていただけるのは、とてもありがたいことでしたが、自分が本来やりたいことはほとんどできませんでした。

私の日常生活にパソコンは必需品であり、インターネット(メール・ホームページ)や文章作成などに活用しています。
私の利用する部屋にはインターネット回線が引き込まれていました。ですから、当面の目標(夢)を「この施設でパソコンをする」と決めたのです。
自由な時間をどう有意義に過ごし、いきいきと入所生活を送るか?−が鍵でした。

そうは言ったものの、この施設の状況に合わせたパソコン設定、実際に電動車椅子に座ってパソコン画面に向かう体勢づくり・・・など課題は山積みでした。しかし夢を願う強い気持ちを持ち続け、「「何とかなるさ。」でも「具体的に前向きであり続ける。」」の精神で乗り切りました。
(中略)
多くの人の協力がなければ、このささやかな(私にとっては、たいへん大きい)夢は実現しなかっただろうと思います。

そして、遂にインターネット開通!第1通目のメールは、家への連絡でした。これが通じたときは、鳥肌が立つほど感激しました。勢い余ってそのやや古いパソコンに保存してあった息子(当時8歳、今9歳)の写真を、ナースコールまでして(笑)、メイトさんたちに見せていたのでした。

また、ちょうど東京方面に旅行していた母から携帯メール(しかも画像添付あり)が届きました。他にも、急ぎの用件メールが山口県から入るなど・・・
今まで「家にいないとパソコンはできない。」と思い込んでいたのですが、今回そんな“常識”を、さまざまな人たちの協力を得ながら、見事打ち破ったわけです。

インターネットが身近にあって、いろんな人と交流を持てることは、どこにいても「心の充実度」が違います。
今はこのショート・ステイから家に帰って、お世話になった人たちに感謝しつつ、このメールを打っています。コミュニケーションの大切さを胸に・・・。

                  2005年9月8日 (原文のまま)

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ショートステイに関するお問い合わせは
康復センター星岡 TEL:914-8555
URL:http://www.kang-fu.jp/

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